US-1退役

一昨日のことになるが、海上自衛隊に残っていた最後のUS-1A(9090)が退役した。　結果的には9月24日に開催
された八戸航空基地が最後の一般公開で、その後に予定されていた徳島と下総には展示されなかった。
その最後となった八戸の一般公開を見ることができて、しかも素晴らしい天気の一日だったのは嬉しいことだ。

US-1/1Aを撮った回数は少なくて、大阪在住当時も新明和の工場に通ったが、遭遇した回数は一回だけだった。
数少ないUS-1との遭遇だったが、1976年10月に入間で開催された、国際航空宇宙ショーで撮ったUS-1(9071)。
あえて最終号機ではなく、US-1の初号機を選んでみた。

このUS-1だが、知られているように与圧がないので、速度の制限はあるのだが、各ドアも飛行中に開けられる。
もう時効になったことだが、一度だけ同乗した時のこと、撮影のため乗降口を開けたが、完全に閉まらなくなって
速度制限を受けたので、被写体だった相手にも追いつけなくなり、貴重な撮影チャンスを逃してしまった。
着水も漏水の危険性があるため、安全性を考慮して滑走路に着陸したので、これも貴重なチャンスを失った。