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Channel: ひこうき雲
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アメリカ撮影旅行(7日目)

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【Star Wars Canyon】
この低高度訓練空域があるのはDeath Valley National Parkの一部なので、普通に観光しても十分に楽しめる。
いつも話題になるのが「この場所を誰が見つけたのか?」だが、やはりネット社会になってからのことだろう。
展望台からも低空を飛ぶ飛行機が見えるので、それを誰かがネットに投稿したのをマニアが見つけて解析。
これが普通に考えれば妥当な流れだろうが、やはり最初に出かけた人は偉いと思ってしまう。

訓練空域に向かう途中にある案内看板、これまで何回も横目に見て通過したので、今回は撮影してみた。
手前にあるToronaという小さな街を過ぎると、途中には家が一軒もない砂漠地帯だけが広がっている。
なお、この周辺も低高度訓練空域の一つで、時には戦闘機が超低空で飛び抜けることがあるそうだ。
イメージ 1

二日目は風も収まったので、昨日よりは良いが相変わらず気温は低い。  この日はイギリス人とオランダ人
御一行様が来ているので注意する必要がある。昨年はオランダ人のグループが、パイロットと示し合わせて
F-35の「大撮影会」をしたこともあった。 何度もカメラに向かってパスした写真は航空雑誌にも載っている。

ここに来て一番驚いたのはアメリカの二日目、DC-3を撮影する時に案内してくれたパイロットがいたことだ。
「あれ、そんなにマニアだったの?」と互いに驚くが、強風でフライト中止になり午前3時に出て来たとのこと。 
この日はF/A-18が何回かパスしてくれた、また空軍のF-16も飛んで来たが今回も「根性なし」で終わった。
イメージ 2

贅沢を言ってはいけないが、グレーのF/A-18に飽きた頃に姿を見せたのが、VFC-12所属F/A-18D(164263)。
一昨年は単座タイプを撮っているが、複座タイプは初めて撮った。 一番機は高いところから急激なダイブに
入ったが、こちらは遠くから低高度を飛んで来たので、上手く撮れたのは幸いだった。
イメージ 3

「根性なし」と書いているが、これが「谷」に突っ込む最初のポイント。 この狭い谷間に時速数百Kmで突入は怖いものがあるので、一概に「根性なし」とは言い切れない。模範的なアプローチは手前から入り右左右と飛んで
ドライレークに飛び去るのだが、途中から「谷」に入る機体の方が多い。 
イメージ 4

遠くに見える山並みがきれいだが、明日はあの山並みを抜けて移動する。
イメージ 5

もう今日は終わり、と思って車に戻ったら「ドカーン」と轟音と共にE/A-18Gが飛び去ったが、日没まで油断禁物。

この日はカメラマンが異常に多かったので、海隅のパイロットがSNSに「納税者が一杯いたので二回パスした」と
投稿したそうだが、コメントに「彼らは大半が外国人なので、納税者ではない」と書き込みがあったとか。
確かにイギリス、オランダ、台湾、日本と外国人ばかりがカメラを構えていたが、期待の「撮影会」はなかった。

この日も単純往復だけなので、走行距離181マイル。   

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