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Channel: ひこうき雲
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台湾飛行機撮影旅行(五日目)

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本来なら花蓮空軍基地の公開日だったが、何とも皮肉なことに台湾に来てから一番の良い天気。「誰だ早々と
中止を決めた奴は」と思うが仕方ない。

とりあえず騙されたと思って、昨日とは違う場所から偵察すると、格納庫の扉も開いているし、人も動いている。
数少ない民間機が到着する時間なので、着陸の感じを把握するため撮影ポイントと思った場所に行ってみた。
「山が背景に写らないので少し違うよね」と思うが、数少ない長榮航空カラーのATR72-600(B-17017)が着陸。
イメージ 1

民間機を撮るため移動した間に動きがあり、朝一の場所に戻ると最初のF-16編隊が離陸するところだった。
聞いたとおり勤勉な台湾だけあって、土曜日も通常ミッションで飛ぶようで、次々とF-16が出て来る。
良い感じで撮れるのだが、最初に離陸したのが「色付き隊長機」なので、途中で撮影を諦めて着陸を撮りに。
山を背景に撮りたかったので、撮れそうな場所を探していると、おじさんが現れて「何してる?」と聞く。
前日の一件もあるので心配だが、「飛行機を見たい」と言うと、スマホを出して「こんな感じで見える」と言う。
うーん、完全に真下のアングルだね、と良く見るとアプローチライトが真後ろにあるので、場所が少し悪いか。
そんな時にチャーター機、それも山東航空の機体で、公開日に合わせスパイの送り込みか、やはり仰ぐ感じ。
イメージ 2

「もう少し下がって見える場所ない」と聞いたら、「良い場所あるので案内してやる」とバイクで先導してくれた。
確かに今度は良い感じで、探すと外階段の家があって、階段を昇るとアーミングエリアも滑走路も良く見える。
家主と交渉するが、当然のこと「国家機密だから写真は絶対に撮らないで」と言っていると台湾人が通訳。
極めて当然の対応だろうが、「怪しい奴らがいる」と警察に通報されないだけも良いだろうと退散した。

その間に何機か着陸してきたが、ストレートインアプローチなので、音が聞こえてからでは何ら対応できない。
結局、民家の間をウロウロした挙句、最初に目星を付けた場所に戻って何とか撮れたが、条件は厳しかった。
基地の施設が写ってないので掲載したが、建物の陰から飛び出してくる感じで、ズーミングする余裕もない。
イメージ 3

もう着陸する機体もないので、一度街に戻って昼食の後、基地正門を横目に見て反対側の海岸まで行ってみた。
ここは花蓮観光スポットの一つで、駐車場やトイレなどもあるが、道路の反対側にはシェルターも見える。
少ないチャンスと思っているが、滑走路21の時は海と山を背景に撮れ、アプローチも遠くから見えるだろう。
イメージ 4

イメージ 5

もう午前中で満足だったが、もしかしたらと朝の場所に行くと、何人か集まっていて「もう一回飛ぶ」と言う。
お友達には「観光しなくても良いの?」と聞かれるが、「しばらく様子を見よう」と即答して待つことに。
すると今度はトーイングだったが、山の方からF-16が次々と出てくるので、これらも欲深く撮ってしまった。
トーイングカーが戻って行くので、「まだ続きがあるよね」と言っていたところにパトカーの登場だ。

何と一人は昨日の警官で、これはアウトかと思ったら、英語で「昨日パスポート見たから大丈夫」と言う。
思わず聞き返してしまったが、「もう行って良い」と言うので、一つ覚えの「謝謝」で警官と別れる。
その後は台中から来た若者など数人で話をしたが、いつも彼らはこんな環境で撮影をしていると言う。
情報通によると今日はナイトフライトで開始は17時半、土曜日にナイトと驚くほかないが、さすがに退散。

交渉は台湾のお友達に「丸投げ」したが、昨年の嘉手納で三日ほど車に乗せた時は「台湾で世話して」と
言っておいたが、それ以上に世話してもらった気がする、何せ「謝謝」以外は理解できないのだから。

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