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Channel: ひこうき雲
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赤い☆の軍用機

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もう西ドイツとか東ドイツという国名を知らない人も多いと思うが、1990年までドイツは東西に分断されていた。
そして東西が統一された後も、東ドイツに駐留していたロシア軍は残っていたので、勇気ある仲間が出かけて
軍用機を撮れるのを確認していた。そこで1991年7月イギリスの航空ショーの帰り一緒にドイツまで行った。

いつも撮影に出かける時は事前に撮影ポイントなど調べるが、このドイツの撮影に関しては「丸投げ」状態で
行く場所も宿も完全に「お任せ」して、ともかくベルリンまで行く手段を考えただけで計画は終わり。
実はこのドイツ撮影旅行、様々なことが途中にあって、スタートから混乱してしまった。 この撮影旅行4人で
出かけたのだが、3人は同じ飛行機でベルリンまで行った。 しかし残りのひとりはフランクフルト経由で行き
ベルリンで合流するはずが、いくら待っていても姿を現さない。 良く良く調べると運航曜日の関係で、この日
フランクフルトからの便はない日だった。 レンタカーの予約も彼が持っているので、まず空港で閉まりかけた
レンタカー会社に行って車の交渉をするが、足元を見られたか高級車しかないと言われ、仕方なく高級車を
借りて、しかも予約していた宿まで行ける時間も過ぎたので、これも案内所でホテルを探してもらった。
探してもらったホテル、旧東ベルリンにあるので、やはり何となく備品など違っていたのが印象に残っている。

翌日の朝にベルリンの空港で、あとひとりと合流してから、旧東ドイツのロシア空軍基地を何ヵ所か巡った。
ロシア軍の基地は意外とフェンスもお粗末で、入ろうと思えば簡単に入れるが、その後は保証されない。

これは二日目だったか、Su-25の基地で撮ったものだが、畑で撮っていたので文句を言われた気がする。
しかし、ロシア軍の関係者からは撮影に関して特に「お咎め」はなかったはずだ。 
イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

ここでは珍しい複座型も撮ることができたが、機首に部隊マークなのかパーソナルマークなのか描いてある。
イメージ 5

ロシア版のA-10とも表現できるSu-25だが、いくつもあるパイロンが軍用機らしくて魅力がある。

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