アメリカ撮影旅行記(9日目)3月15日

朝起きると一面の曇り空、しかも小雨まで降る天気。　まさかLas Vegasで雨に降られると思わなかったが、全員
集まって天気予報を調べても、少なくとも14時か15時までは回復する可能性はない。　晴れている南を目指して
走る案を検討してみると、昼過ぎにLuke AFBまで行けるとのことで、急遽予定を変更しての南下となった。

途中で雨も本降りになったが、雨雲レーダーで見たとおり、州境を過ぎると曇り空に変わる。　本来なら今夜の宿
だったKingmanで小休止。　なかなか青空は見えなかったが、Luke AFBに近づく頃には少し青空も見えた。

ほぼ予定どおりの時間にLuke AFBの外周に着いたが、すでに交通規制が始まって通れない。　Blue Angelesの
事前訓練が始まっているようだ。 木曜日なので通常訓練があると思ったが、通常訓練は午前中だけで終わって
午後からは完全に航空ショーの準備段階になっている。

Blue Angelesの演技はショーセンターから何キロも離れているので、ただ遠くから眺めているだけに等しい。


Blue Angelesの一回目の訓練が終わってから、A-10C(79-0202)のデモフライト予行も行われた。

プロペラ機がアプローチして来たと思ったら、USAF AcademyのUV-18B(77-0465/N70465)が着陸して来た。

通常訓練がないなら粘っても仕方ないので、Blue Angelesニ回目の事前訓練を横目で見ながら、急に思い立った
Sky Harbour国際空港に向かった。　ここに関しては予定がなかったので、わずかな記憶だけが頼りだ。
やはり大都会だけあって渋滞もあり、撮影ポイントに着いたのは16時近いが、あと二時間は撮影可能だろう。

すでに他の空港で撮った機体が多かったが、FedexのDC-10-30F/MD-10(N313FE)だけ今回が初めての撮影。

Delta AirlinesのBoeing 757-26D(N821DX)、背景には昨年夏に成田まで「追っかけ」した同型機がいる。

Spirit AirlinesのA320-232(N637NK)。

初めて良い撮影条件で撮れたSun Country AirlinesのBoeing 737-86N(N819SY)。

わずか二時間ほどの間に10機以上は撮ったSouthwest AirlinesのBoeing 737-8H4(N8617E)。

同じくSouthwest AirlinesのBoeing 737-8H4(N8663A)、この空港でも特別塗装機とは縁がなかった。

滞在が二時間ほどなので、10機も撮れたら良いと思っていたが、結果は30機以上も撮ることができた。

この日は急に予約したホテルだったが、一番近いと思って行ったインド料理は最低で、スパイシーとの触れ込み
だったカレーが、すさまじく塩辛いだけで、作り直してもらっても食べられず、本当に散々の夕食となった。
どうりで夕食時間なのに他には客がいない訳だ。　
ホテルも部屋にグラスがないので、フロントに頼んでも「無い」の一言、その割に値段だけは一番高かった。
この日は食事もそうだが、ホテルも、そして天気までもが、すべてが最悪の一日だった。
走行距離は324.3mile、泊まる予定だった街を通り過ぎたので、予定距離の二倍近く走行したことになる。